3cmの天使

今日は妊娠検診の日。

 

家は名古屋市内だが病院は岡崎市の吉村医院に通うことにした。

 

遡り、おそらく大学生の頃テレビで自然分娩を推奨する吉村医院をみて、わーーーー!っと感動した思い出がある。

江戸時代から伝わる日本人らしいお産を手助けしてくれる医院で、薪割りや雑巾掛けを妊婦さんたちが黙々とこなす映像に深く共感した。

 

ここで産みたいー!

 

とはいえ当時結婚すら夢物語、医院の場所なんかは詳しく覚えていなく、時は過ぎ、2017年。

 

知らない土地での産婦人科探しに勤しんでいた最中、共感できる助産院のHPを発見し、詳しくみると大学生の頃あのわくわくした助産院ではないですか!!

 

視野に入れてた里帰り出産は脳内からサクッと消え、即決。

 

引越してまもなく初診に向かった。

現在は吉村先生ではなく女性の院長さんで、私がこれまで出会った方の中で最もしなやかで芯のある女性だと、ちょっぴり鳥肌がたった。

 

着物に割烹着姿の院長さんに「大自然と言われて何を想像しますか?」と聞かれ、その中に包まれた時の心はどんな感じか、その心地よさが今あなたの身体の、子宮の中で起きています、と。

 

大自然に招待されましたね。おめでとうございます。

 

と言ってもらえた時、女性という性を選んで生まれてきたことに身体中が幸せを感じた。

 

検診も的確で手際よく、うん大丈夫、と言いながら足をさすってくれる優しさの中にまた力強さ。。

触診の時は子宮内の状態を声にしてくれるんだけど、最後は絶対、何かお経的なものを唱えてる気がしてならない。

 

今日で約3cm、10w4dの小さな天使を確認できた。出産の具体的な説明も受け、ノートをもらった。

 

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吉村医院は古屋があり、そこで薪割りをしたり釜で作ったごはんをいただけるもんだから、じわじわのめり込んでいこうと思う。

 

 

検診が終わって天気も気分もよかったからお散歩がてらmado cafeでお昼。

 

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最近何を食べても美味しさを感じず、後味がずっと悪い日々だったけど、久々に胃と口が和んだ。 

 

 

妊娠中はしのぐ力を養いましょう

 

 

と言われ、日々身体の変化に気持ちが左右されてしまうけど、そんな揺れ動く心もそのまま受け入れてしのぐ。

不安が完全に消えることはないけれど、そんな日々をしのぐ。

本来であれば喜びと幸せに満ち溢れるはずの豊かなマタニティライフであってほしいはずなのに、不安ばかり追う毎日はエネルギーの無駄遣いだし折角私たち夫婦を選んでくれた新しい命に失礼ではないか、と、ふと思った。

 

 生命力の偉大さを感じながら自分の身体を愛で感じていこう。