両親学級

家の中を通る風が気持ちいい季節になってきた。

この風の匂いと洗濯物についたお日様の香りが大好き。

 

好きな男性のタイプは“お日様の香り”を知ってる人。

 

 

GW序盤に検診と血液検査、両親学級があり、主人も初参加した。

 

おマメ(お腹の子)は2週間前と比べたら倍の大きさになっていて、改めて安堵と神秘と感動を噛みしめる。

 

検診が終わったあと初めて古屋へ。

f:id:acha_t:20170506210519j:image

毎日釜炊きのごはんを食べることができ、その間妊婦たちは各々体力作り。

 

スクワット、水汲み、薪割り…

 

いかに自分の足腰が弱いかを痛感。

下半身を鍛えることで子宮周りの筋肉も強くなる。産んだあとも困らない体力作り。

 

ごはんはみんなで準備、配膳を手分けして囲炉裏を囲いながらコミュニケーションの時間にもなる。

経産婦さんたちがみんな古屋で出逢った方々は財産だと言っていた。

 

 

そして初めての両親学級

 

まず、

子を授かる=産める

ということ。

 

もちろん流産を経験する方は沢山いる。

私だって可能性はゼロではない。

 

だけどそれは次産めるための過程であったり、生まれてくる子のバースプランに食い違いが出たりすると辞退することがあると聞いたことがある。(ソウルメイトになるはずの子が何らかの理由で辞退してしまって止むを得ずetc)

 

だからとにかく授かった、身体の中にある大自然に招待されたのなら、不安に負けずその生命力にゆだねること。

情報に振り回されて不安に埋もれない心を鍛えなさい、と話していた。

 

自分の身体で起きていること

溢れかえる情報

どちらを信じてあげられるか。

 

いなくなってしまったとしても、裏切られた訳じゃない。

誰のせいでもないし、人間が及ばない力が働くこともある。

 

だけど、そう、誰のせいでもない。

 

だからこそ今この瞬間一番近くにいてくれている小さくて大きな存在を感じて信じてあげることが何よりすべき事だと思った。

 

 

 既に吉村医院でお産を経験されている方は、またあの幸せな体験ができると思うと本当に心から幸せ。と涙ながらに話してくださる方がとても多かった。

 

思い出すだけで涙がでるほど幸せな経験とは…

その瞬間、不安が一気に吹っ飛んで楽しみ一色となった…!

 

助産院だからこそ経験できる感情、体感をたっぷり味わうために肉体、精神共に鍛えたい。

 

そもそも妊娠してから日常生活で出来なくなったことがたくさんあって少しモヤモヤしていた。いや、今もしている。

 

 

臨月間近まで働いている人もいるのに私は何もしていない。

まだ名古屋に友達もおらず全ての八つ当たりの矛先は主人。

思考が優先ですぐに勘ぐってしまう脳内。

やるべきことは山程あるのに出来ていない現状。

 

あーあ

って過ごす日もあるけど、徐々に今は身体作り、体力作りが最大の仕事だって心から理解しはじめてきた。

 

何が生きるうえで大切か?

 

今大切にすべきことを間違わない、世間に流されないことが何よりの課題。

 

 

東京にいたときに感じていたスピード、今感じてるスピード、どっちが正しいがじゃなくてどっちを選ぶか。それだけ。

 

人と違うことを成し遂げた人だけが凄いんじゃない。もっともっともーっと足元にある当たり前すぎることに重心をおき丁寧に日々を過ごすこと。これを継続して喜びを生み出すことこそ素晴らしい生き方だと、私は思う。

 

何が過ぎていて何が不足しているのか、

妊娠を期に見直してしっかり自分の足で立っていこう。

世間の常識という風が吹いても、その風で遊べるくらいに。